SEVショールーム日記

本日の札幌ショールーム日記はちょっとかたくるしい
内容になって申し訳ありませんが、今の状況・気持ちを
お伝えさせていただきたいと思いますので、宜しく
お願いします

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２００８　ＷＲＣ・ラリーＪＡＰＡＮ参戦を以前より
ご報告させていただいておりましたが、昨日の競技車検で
不具合があり、スタートすることができませんでした。

応援・ご声援をいただいたおりました皆様をはじめ
ご協力いただいておりました方々に心よりお詫び
申し上げます。


車検に不合格でスタートできなかった理由をこの様な
形で申し訳ありませんが、ご報告させていただきます。

安全装置の部分で転倒時に車体・乗車定員の損傷を
防ぐ”ロールケージ”というのもがあるのですが、
そのロールケージの設置・取り付けに関して機関の
公認を取得してある車両を競技履歴のある状態で
購入しましてから２年間ＷＲＣ・ＡＰＲＣへの参戦を
しておりました。

今回、その公認時に発行される公認書とロールケージ
本体にあります公認番号に不一致があることが車検の
時に指摘を受けました。
以前よりＷＲＣに参戦していた車両ということや、
私自身も２回のＷＲＣと１回のＡＰＲＣに出場して
いたので、公認書とシリアルＮＯ，の確認を全く
しておりませんでした。
この車両を製造・使用され、中古で販売していただいた会社
代表の方も今回のラリーＪＡＰＡＮに参戦していて、
この件をお聞きしたところ、ロールケージメーカーから
送られてきたシリアルＮＯ，と公認書をそのまま
取り付け・保管をしたので番号の不一致があるとは
思いもしなかったので確認はしていなかったとのこと
でした。

そして、公認書の中に図解でロールケージの全体図が
あるのですが、その図と実物に若干の違いがあることも
番号の不一致からいろいろと調べていくうちに発覚した
という点もありました。

シリアル番号と公認書の番号が一致したもの提出するか
図解通りの状態にしてくるかが出場への方法と主催者側
からありましたが、今回の指摘箇所は車体の骨組みの
部分の施工ということと、それにあった材質・大きさ・
肉厚のものを入手することも不可能でした。

公認書の原本があるイギリスのメーカーに連絡をと思い
電話を入れたところ、留守番電話になり調べると時差が
−８時間、夜中なのでつながるわけがなくメールも
念のため入れましたが、やはり返信はありませんでした。

この部分の公認書は全ての競技車両にあるものではなく
規則に従って作製されていれば車検は通るものなので、
公認書がなくても競技に出ている車両と同じ条件で
審査をしてもらうという方法が唯一の手段でした。

夜が空け、朝一番でこの旨を伝えると「本来公認書で
受検をして、通らなかったから規則に従っているから
では、”虚偽の申請”にあたる」と受け付けてもらえ
ませんでした。

本戦への参加ができなかった理由は以上です。

今まで参戦していたからという事で、確認をしていなかった
という事や、公認書があるという事でロールケージに関して
全く作業・点検はしておらず、自分の不注意でした。

その他の部分では札幌開催という事もありほぼ全ての部分に
関して手を入れていたという事や、私自身がＷＲＣ参戦１０
年目の大会だっただけに、不参戦はとても残念でなりません。

しかし、その詰めの甘さが私自身を反映しているという事も
今回の一件で思い知りました。

大会前にご声援いただきました方々やＳＥＶショールーム東京
から受取りました応援幕にご記入いただきました皆様方、会場
へお越しいただくとお話いただきましたお客様方とたくさんの
方々の期待や信頼を失ってしまうという失態を犯してしまった
ことが何よりも取り返しのつかない過ちと反省しております。


昨日の今日で正直言いまして頭が混乱しておりますので
この様な文面で申し訳ありませんが、お詫びに代えさせて
いただければと思います。

本当に申し訳ありませんでした。


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落ち込んでいても仕方ない！！！
（テンション変わるの早すぎ？！）

ということで、ラリーＪＡＰＡＮのレグ１は始まって
おりますが、私も店舗に立ち、元気に営業しております！

ご来店いただきましたお客様にも励まして！？いただいて
おりますので、ご来店の際にはお気軽に今回の失敗談を
笑って聞いてください

皆様のご来店をお待ちしております。



ＳＥＶショールーム札幌　店長・寺尾公秀